こんにちは。参議院選当日になりましたね。
わたしたちは、NoYouthNoJapanというプロジェクトを立ち上げ、1人でも多くの若者に投票に行ってもらいたい!と思っています。これは能條桃子が中心となって立ち上げ、色んな人の協力があって、ここまで広がりました。みなさん、ありがとうございます。
なぜ私は、このプロジェクトに参加したのか。「いいね!やりたい!」と言ったのか。それは、同世代のデンマーク人が作る、選挙の様子に感化されたからです。今回は、私がフォルケホイスコーレで体験した、デンマークの選挙期間の様子をお伝えしたいと思います。
私は今日本にいないので(トルコでこの記事を書いています)、日本での選挙の実際の様子がわかりません。この記事と比べて、何が違うのか教えてくれると嬉しいです!
運良く、私の留学期間は5年に一度の欧州議会選挙と4年に一度のデンマーク議会選挙に重なりました。今回のデンマーク議会選挙での投票率は、なんと84.5%。身の回りの友だち10人のうち、投票に行かない人は1人か2人…?どうやって国民の8割が投票をするムードがあるんだろうと、思いませんか?
デンマークの選挙期間を経て、その印象的な特徴を4つにまとめてみました。
この4つの特徴は、私がフォルケで生活をしていて見えてきたものです。私のフォルケは、18〜22歳くらいの生徒が中心です。同世代をイメージしてみてください!
では、それぞれを解説していきます。
EU議会選挙には、なんと、そのためのクラスがありました。デンマークの国政選挙では80%超えと常に高い投票率も、EU議会となると60%くらい。これはYOUNG EUROPEという、EUの若者の投票率をあげたい団体が行っている取り組みに、私の学校が参加した形です。数日間、「デンマークの島にEU中から若者が集まり、EUの未来について議論する」というものでした。
まず、その大きなプロジェクトのためにクラスを作り、EU中の20代が約15人程、1週間集まりました。私の学校の特徴的なトピックは「気候変動」。他の学校では、移民など別のトピックがあるようです。1週間ほど議論し、彼らは島へ旅立っていきました。
学校での1週間、夜はゲームをしたり、パーティーをしたり。すごく意識が高そう…!な、イメージですが、彼らはとてもフランクなのです。島で行われた様子をインスタグラムで見ていましたが、インタビューを受けたりとても楽しそう。やっていることはめちゃくちゃ重要で、真面目なことなのですが、そういう「堅苦しい」雰囲気はありませんでした。「意識高い系」なのではなくて、「楽しいからやってる系」なんですよね。これはもう、ストーリーを見て欲しいくらい…。
デンマーク議会選挙の開票時の様子です。私のフォルケホイスコーレでは、生徒がランダムに各政党に分けられ、そのテーブルに座り、様子を見守ります。その日の夜ごはんはデンマークの伝統料理。古い家庭では選挙の日にポークを食べるから、らしいです。
この開票時間が、めちゃくちゃ長い。4.5時間位あるのではないでしょうか?最終開票時間が11時位だったと記憶しています。その間、自分のテーブルの党が画面に出ると盛り上がります。自分が投票した党とは関係なく、「開票イベント」を楽しんでいるイメージ。おしゃべりしたり、タバコを吸ったり、思い思いに時間を過ごします。でも、多くの子が最終開票時間まで、残っていました。今回は政権交代が予測されていたこと、13の党が拮抗していることなど、様々な理由があると思いますが、みんな、結果が気になるようでした。これまたテレビはデンマーク語なので理解できなかったですが、友だちがところどころ教えてくれました。優しい。
この写真の反対側では、バーが開設されていました。お酒を飲んで選挙結果を待つ。もちろん、みんないろいろ考えて投票していますが、その雰囲気はとても軽いんです。イベントとして楽しんでいる雰囲気を感じました。
そりゃあ、周りの8割の人が行くなら、私も行くか、という気分になるのかもしれません。まさに、プラスな「長いものに巻かれろ」感。一方で日本は、半分くらいの人しか行かない。つまり、半分くらいは行かない。「行かなくてもいっか〜」感は、こっちの方が強そうです。
普段筋トレばかりしてる、政治に興味がなさそう(偏見です)な子も、ちゃんとディベートを見ています。どこに投票するか、判断しているようです。これもまさに、生徒自身がつくるフォルケならでは。生徒が、生徒同士の間で、選挙の雰囲気を作っていきます。想像してみてください。「みんながいくならいくか〜」という雰囲気になりませんか?
実はこれには、「反映されるという信頼感」が重要なんですよね…。
デンマークは、10以上の党がひしめき合い、その中で右派と左派に分かれています。そして、政府は連立政権を組む。だから、1党独裁の状況になることはありません。つまり、自分が投票した党が第1党でなくても、内閣の一員になることがあるということ。その政権の中で、どういう働きをするかというのも問われます。比例制度を採用し、票数と結果ができるだけ対応できるようになるための調整も行われています。さらに1院制ということもあり、政策の実施スピードもはやい。4年かけて、国民が政治をチェックし、それが選挙結果として映し出されます。
つまり、選挙制度においても、「自分の一票が影響を与えている」感が強いわけです。
「自分の将来の社会を、自分で決めている感」とも捉えることはできるでしょうか。
みんなが投票に行くから、政治家も無視できない。だから、透明度の高い政治が行われる。そしてそれをチェックし、みんなが選挙に行く。
めちゃくちゃいい好循環が生まれている…!と、思っていました。
フォルケという環境はとても特殊です。さらに、私の学校は「民主主義」を大事にしているため、世の中の動きに興味ある子が多い。それが、この4つの特徴を際立たせるポイントかもしれません。しかし、そうはいっても、同じ20代前半。私のフォルケにいたデンマーク人の子たちが、特別というわけではありません。
もちろん、歴史や文化の違いがあります。この4つの特徴がパーフェクトだ!と伝えたいわけではありません。「違いが面白いな」と伝えたいのです。そして私は、この4つの特徴を持つデンマーク社会が好きだな、と思います。
そして、「もっと選挙とか、政治がオープンで楽しいものになればいいのにな」とも伝えたい。
今回の参院選、いろいろな芸能人がTwitterで投票を呼びかけていました。いろいろな団体や個人が、投票先を選びやすくするための工夫をしていました。いろいろなお店が、選挙割を実施していました。
少なくとも、FacebookやTwitter、ネットを見て、NYNJに多くの同世代が参加する姿を見て、1万人以上がフォローしてくれて、私は「お!盛り上がってるじゃん!」と思っていました。
日本にいるみなさんの、実感はいかがですか?教えてください!
わたしたちは、NoYouthNoJapanというプロジェクトを立ち上げ、1人でも多くの若者に投票に行ってもらいたい!と思っています。これは能條桃子が中心となって立ち上げ、色んな人の協力があって、ここまで広がりました。みなさん、ありがとうございます。
なぜ私は、このプロジェクトに参加したのか。「いいね!やりたい!」と言ったのか。それは、同世代のデンマーク人が作る、選挙の様子に感化されたからです。今回は、私がフォルケホイスコーレで体験した、デンマークの選挙期間の様子をお伝えしたいと思います。
私は今日本にいないので(トルコでこの記事を書いています)、日本での選挙の実際の様子がわかりません。この記事と比べて、何が違うのか教えてくれると嬉しいです!
運良く、私の留学期間は5年に一度の欧州議会選挙と4年に一度のデンマーク議会選挙に重なりました。今回のデンマーク議会選挙での投票率は、なんと84.5%。身の回りの友だち10人のうち、投票に行かない人は1人か2人…?どうやって国民の8割が投票をするムードがあるんだろうと、思いませんか?
デンマークの選挙期間を経て、その印象的な特徴を4つにまとめてみました。
- とにかく話す、政治の話に「タブー感」なし。むしろCOOL
- 選挙はお祭り!?選挙の楽しいイベント感
- フォルケが作る「選挙に行くのが当たり前」という空気感
- 「自分の意見を反映させるため」に、投票にいく。
この4つの特徴は、私がフォルケで生活をしていて見えてきたものです。私のフォルケは、18〜22歳くらいの生徒が中心です。同世代をイメージしてみてください!
では、それぞれを解説していきます。
1.とにかく話す、政治の話に「タブー感」なし。むしろ、COOL
デンマーク人の子たちは、本当に話すのが好き。政治の話ももちろんします。デンマークの社会や政治に興味があり、留学した私は、選挙前から「〇〇ってどういうことなの?」「税金高すぎん?」とか、よく質問をしていました。驚くことに、みんな、ちゃんと答えてくれます。この「ちゃんと」答えるって、実は難しいことだと思います。なぜなら、そのことをよく知っていないといけないから。デンマーク人の子たちは、本当に、自国の政治、それだけではない世界全体の状況について、人に説明し、自分の意見を言えるくらいには答えられます。ちゃんと私に、みんなのそれぞれの意見を教えてくれます。
そしてこの核にあるのは、「タブー感がない」こと。そして、政治を話すことが「COOL」なこと。
デンマークでは、頻繁にデモが行われます。ちょうど、気候変動のためのストライキ#FridayForFuture の時期でした。デンマーク人に、「デンマークでデモって盛んなの?」と聞いてみました。「そうだね、行ったほうがCOOLって思われるから、結構行く人多いよ」と。デモに行くことがCOOL!?衝撃の回答です。
なんだか日本には、デモ=怖いものというイメージがありませんか?政治的な発言をすることがダサいという風潮とか。違うんです。COOLなんです!!ファッショナブルなんです。なにか正義感とか、そういうものが1番にあるのではなく、「かっこいいこと」なんですよね。これがもう、ステキ。(ちなみに、容姿をイジることはダサいことで、なんでも話すデンマーク人も、容姿には触れません)
ランチをする時、となりの先生の一声目は、「選挙あるって、知ってる?」。
留学生の私にも、気さくにその話をしてくれます。今どんな党があるのか、どの勢力が優勢なのか…などなど。「デンマークのトランプ」と言われているラスムス・パルタンについて(記事はこちら)も詳しく教えてくれました。
これって実は、すごいことではないですか?先生が、自分の政治的思想を話す。(フォルケホイスコーレは完全な「学校」ではないので、そのへんの厳しさはわからないですが)日本の学校では、先生が政治的発言をすることはタブーとされていますよね。法律的には、「特定の党の支持/反対のために政治的行動をすること」は禁止されています。その他諸々規制があり、それは「政治的中立を守るため」です。もちろん、理解できます。先生が自分の思想をペラペラ話していたら、生徒もそれに影響されてしまう。先生はできるだけ中立に努めたほうがいい。
しかし、「話さないほうがいい」という空気感を作るのは、違うのでは?とも思います。人にはいろいろな意見がある。私には私の意見があって、相手には相手の意見がある。相手の意見を否定することはよくありません。しかし、相手の意見を理解する努力は怠ってはならない。そのためには、「色んな人の意見を聞く」ことをしないと、自分の意見が成熟していくことはない、と思いませんか?
色んな人の意見を聞いて、その意見自体は尊重し、自分の意見をもつ。
「こういう話はしないほうがいい」みたいなものは、あまりないんです。とにかく意見を言うことが先で、それから考えていく。それが、デンマークが「タブー感」を作らないポイントなのかな、と思います。
ちなみに面白いのは、「その人の意見」には、「その人の力」は乗っかっていないことです。つまり、誰がなんと言おうと、「意見」は「意見」。権力がある人(例えば先生とか)の「意見」も、生徒の「意見」も、平等なのです。「意見」に大きさがない。「意見」VS「意見」であって、「立場」VS「立場」ではない。
私は、とにかく話して、それから考えていく。力関係に忖度しない。その姿がとても好きです。
2.選挙はお祭り?!選挙の楽しいイベント感
2つ目は、選挙の楽しいイベント感について。以前SFの青年部の方のインタビューでも取り上げていましたが、選挙って、デンマークでは、イベントなんですよね。その特徴的な2つの取組みを紹介します。EU議会に関心を持つため、YOUNG EUROPEというクラスがある
EU議会選挙には、なんと、そのためのクラスがありました。デンマークの国政選挙では80%超えと常に高い投票率も、EU議会となると60%くらい。これはYOUNG EUROPEという、EUの若者の投票率をあげたい団体が行っている取り組みに、私の学校が参加した形です。数日間、「デンマークの島にEU中から若者が集まり、EUの未来について議論する」というものでした。
まず、その大きなプロジェクトのためにクラスを作り、EU中の20代が約15人程、1週間集まりました。私の学校の特徴的なトピックは「気候変動」。他の学校では、移民など別のトピックがあるようです。1週間ほど議論し、彼らは島へ旅立っていきました。
学校での1週間、夜はゲームをしたり、パーティーをしたり。すごく意識が高そう…!な、イメージですが、彼らはとてもフランクなのです。島で行われた様子をインスタグラムで見ていましたが、インタビューを受けたりとても楽しそう。やっていることはめちゃくちゃ重要で、真面目なことなのですが、そういう「堅苦しい」雰囲気はありませんでした。「意識高い系」なのではなくて、「楽しいからやってる系」なんですよね。これはもう、ストーリーを見て欲しいくらい…。
デンマーク議会選挙の開票を、みんなで見守る
各テーブルは、右派〜左派の順になっています |
伝統的な豚料理。美味しい。 |
この写真の反対側では、バーが開設されていました。お酒を飲んで選挙結果を待つ。もちろん、みんないろいろ考えて投票していますが、その雰囲気はとても軽いんです。イベントとして楽しんでいる雰囲気を感じました。
フォルケが作る「選挙に行くのが当たり前」という空気感
もちろん政治の話好きなデンマーク人にも、政治興味ない〜!という人は存在します。私の仲良い友だちはそうでした。でも、選挙には行く、と言います。「私はあんまり政治に興味ないから、新聞ペロッて読んで、投票行くだけ」だそうです。興味なくても、行くんですよね。親が行っているから、みんな行っているから…。そりゃあ、周りの8割の人が行くなら、私も行くか、という気分になるのかもしれません。まさに、プラスな「長いものに巻かれろ」感。一方で日本は、半分くらいの人しか行かない。つまり、半分くらいは行かない。「行かなくてもいっか〜」感は、こっちの方が強そうです。
そしてその空気を作るために、フォルケで行われていることを3つご紹介。
公開討論 in フォルケ
こちらは国政選挙に向け設けられた、公開討論の様子。各党の地域の候補者が登壇し、校長先生がファシリテーターです。この日のトピックは「教育費の削減」と「気候変動」について。若者の学校らしいトピック。自由参加なのですが、8割ぐらいの学生は出席していたイメージ。関心の高さが伺えます。生徒や地域の人からも、質問が飛び交います。例えば「気候変動を訴えてるけど、あなた達はベジタリアンですか?」という生徒からの質問。とても若者らしく、面白い。
日本では、これもまた「政治的中立性」を保つことが重要になります。だから、学校に政治家がこない!!「政治的中立性」を保つために、全政党がこないのではなく、「政治的中立性」を保つために、全政党に来てもらえば、いいのではないでしょうか?学校って、有権者が1つの場所に集まってくれている格好の場所ですよね。政治家がいる場所にこちらから行くのではなく、実際に政治家からこちら側にくる。それって、政治を近づけるためにとても重要なことだと思います。
日本では、これもまた「政治的中立性」を保つことが重要になります。だから、学校に政治家がこない!!「政治的中立性」を保つために、全政党がこないのではなく、「政治的中立性」を保つために、全政党に来てもらえば、いいのではないでしょうか?学校って、有権者が1つの場所に集まってくれている格好の場所ですよね。政治家がいる場所にこちらから行くのではなく、実際に政治家からこちら側にくる。それって、政治を近づけるためにとても重要なことだと思います。
政党の党首が訪問+対話
The alternativeという党の党首が学校を訪問。1時間程デンマーク人生徒と国政選挙の争点について話していました。そして、なんと、留学生の私たちのクラスにまで来ていただきました。デンマークの選挙の全体像から、党の主張まで、いろいろな質問に答えていただきました。しかもその党首、スーツじゃないんですよ。本当に、なんとフランクな…!政治家への「なんか近づきがたい」という印象が、音を立てて崩れていきました。そしてこの感動をデンマーク人の子に共有。すると「言ってることはいいけど、実行力はね〜」とのコメント。なんかもう、いろいろと驚きです。
学校側が、しっかりと生徒と政治家を近づける機会を設けていること。そしてそれに生徒側も、政治側も答えていること。「選挙があるなんて知らなかった」とは、誰も言えません。
学校側が、しっかりと生徒と政治家を近づける機会を設けていること。そしてそれに生徒側も、政治側も答えていること。「選挙があるなんて知らなかった」とは、誰も言えません。
Facebookに「ディベート見ます!集合!」というポスト
選挙前にはテレビでディベート番組が放送されます。私の学校のFacebookには、毎日のように「ディベート番組見ます!〇〇に集合!」というお知らせがされていました。これは、生徒がポストしています。デンマーク語だったので、参加できなかったことが残念です。学校のコモンルームでディベート番組を見る様子 |
普段筋トレばかりしてる、政治に興味がなさそう(偏見です)な子も、ちゃんとディベートを見ています。どこに投票するか、判断しているようです。これもまさに、生徒自身がつくるフォルケならでは。生徒が、生徒同士の間で、選挙の雰囲気を作っていきます。想像してみてください。「みんながいくならいくか〜」という雰囲気になりませんか?
「自分の声を反映させる」ために、投票に行く。
「自分の声が反映される」という意識が、めちゃくちゃ強い!ということです。私はクラスのプロジェクトで、「デンマークのデモクラシーマインド」について調べました。そこで、みんなに「どうして投票に行くの?」と質問。その答えは、ほとんどが「自分の声を反映させるためだよ」「大事だからだよ」というものでした。実はこれには、「反映されるという信頼感」が重要なんですよね…。
デンマークは、10以上の党がひしめき合い、その中で右派と左派に分かれています。そして、政府は連立政権を組む。だから、1党独裁の状況になることはありません。つまり、自分が投票した党が第1党でなくても、内閣の一員になることがあるということ。その政権の中で、どういう働きをするかというのも問われます。比例制度を採用し、票数と結果ができるだけ対応できるようになるための調整も行われています。さらに1院制ということもあり、政策の実施スピードもはやい。4年かけて、国民が政治をチェックし、それが選挙結果として映し出されます。
つまり、選挙制度においても、「自分の一票が影響を与えている」感が強いわけです。
「自分の将来の社会を、自分で決めている感」とも捉えることはできるでしょうか。
みんなが投票に行くから、政治家も無視できない。だから、透明度の高い政治が行われる。そしてそれをチェックし、みんなが選挙に行く。
めちゃくちゃいい好循環が生まれている…!と、思っていました。
まとめ
4点を振り返りましょう。
- とにかく話す、政治の話に「タブー感」なし。むしろCOOL
- 選挙はお祭り!?選挙の楽しいイベント感
- フォルケが作る「選挙に行くのが当たり前」という空気感
- 「自分の意見を反映させるため」に、投票にいく。
フォルケという環境はとても特殊です。さらに、私の学校は「民主主義」を大事にしているため、世の中の動きに興味ある子が多い。それが、この4つの特徴を際立たせるポイントかもしれません。しかし、そうはいっても、同じ20代前半。私のフォルケにいたデンマーク人の子たちが、特別というわけではありません。
もちろん、歴史や文化の違いがあります。この4つの特徴がパーフェクトだ!と伝えたいわけではありません。「違いが面白いな」と伝えたいのです。そして私は、この4つの特徴を持つデンマーク社会が好きだな、と思います。
そして、「もっと選挙とか、政治がオープンで楽しいものになればいいのにな」とも伝えたい。
今回の参院選、いろいろな芸能人がTwitterで投票を呼びかけていました。いろいろな団体や個人が、投票先を選びやすくするための工夫をしていました。いろいろなお店が、選挙割を実施していました。
少なくとも、FacebookやTwitter、ネットを見て、NYNJに多くの同世代が参加する姿を見て、1万人以上がフォローしてくれて、私は「お!盛り上がってるじゃん!」と思っていました。
日本にいるみなさんの、実感はいかがですか?教えてください!